劣化のメカニズム

発錆限界値

コンクリート中の塩化物イオン含有量がこれ以上になると鉄筋がさびる可能性があるという限界値。
コンクリートの種類や環境条件などによって異なるが,鉄筋表面でコンクリート1m3あたり1.2~2.5kg程度とされる。
腐食発生限界塩化物イオン濃度ともいう。

塩化物イオン含有量

コンクリート中に含まれる塩分量を表す指標.コンクリート1m3中に含まれる塩化物イオンの量で表し,単位はkg/m3。

外来塩分

コンクリートの硬化後に,潮風や凍結防止剤の散布などによって構造物内部に浸透した塩化物イオン。

初期塩分

洗浄が不十分な海砂を使用したコンクリートや、セメントの硬化促進剤として塩化ナトリウムを使用したコンクリートに、当初から含まれる塩化物イオン。

塩害

コンクリート内部の塩化物イオン(Cl-)によって鉄筋表面に不動態被膜が破壊され、鉄筋が腐蝕すること。

腐蝕した鉄筋の膨張圧力でコンクリートがひび割れ、さらに鉄筋が腐蝕しやすくなる。

中性化

コンクリート中の水酸化カルシウムが空気中の二酸化炭素と反応して,コンクリートのpH が低下していくこと。

不動態被膜とは

pH12以上というコンクリートの高いアルカリ性によって,鉄筋の表面に形成される薄い酸化被膜.鉄筋の腐食を防ぐ。