初詣
新年明けましたが、皆様は初詣に行かれましたか?
コロナ禍ということもあり、今年は参拝しないかと悩みましたが…
本厄の年でもありましたので、何か大きな事があると困るので行って来ました。
参拝に行った神社は宮崎県都城市高崎町にある「東霧島神社(つまきりしまじんしゃ)」です。
主祭神は建国の祖とたたえられ、国造りの神・国家守護・農工商全ての開運・福寿・治病・航海・縁結び・安産など人間生活の守護神、イザナギの尊です。
近年パワースポットとして人気の神社にもなっています。
まず、本殿へ昇る「振り向かずの坂、鬼磐(おにいわ)階段」がお出迎え。
この階段は、その昔、山の麓の村に住む美しい娘を気に入った鬼と恐れられていた豪族が、娘の父親に娘を嫁にくれと申し出たことから始まります。
娘を嫁がせたくない父親は霧島の神様へ相談します。
神様は豪族たちに「一晩で1000個の石使って階段を造りなさい。出来たら願いごとを叶えよう。失敗したらこの地から去りなさい。」と無理難題を突き付けます。
豪族たち「やったるでー」と意気込み、自慢の力でどんどん積み上げていく。
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「よっしゃ!あと1個で1000個♪」
神様「やばー‼もうすぐ完成するし、どうしよう…せや‼」
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神様「東の空を少しだけ明るくして、鶏も鳴かせて、夜明けがきたように見せよう(`・ω・´)」
と言うことで、無事(?)夜明けを迎えたので娘は豪族と結婚することなく、豪族たちは山奥へ退散して行ったそうな。
今でも鶏を殺してお供えしてはいけないというしきたりがあるそうです。
階段と言うよりも、様々な石が無造作に積まれているので本殿に行くまで軽く登山気分です。
(ブーツやヒールの方もいらっしゃいましたがかなりきつそうでした💦)
また、天台宗・真言宗の僧侶が一心に呪文を唱えながら昇り修行したと言われ、願い事を唱えて振り向かずに昇りきることで願いが叶う「振り向かずの坂」と言われています。
結構な高さになるので、後ろを振り向く勇気はありませんでした(..)
息も絶え絶え、階段を昇りきると本殿があります。
家族の安全を願い、本殿にある和太鼓を3回鳴らし、参拝を済ませました✨
帰りは本殿脇にあるスロープを下ると、もう一つの見所「神石(しんせき)」が現れます。
(カメラマンが下手だったので、全貌がよくわからない写真になってしまいました(´;ω;`))
むかしむかし、天地創造の神、イザナギの尊、イザナミの尊が誕生し、夫婦になったあと地上の生活に必要な神を生み出しました。
そんな中、「火の神(カグツチ)」を生み出したことがきっかけでイザナミの尊が亡くなってしまいます。
イザナギの尊はその死を悲しみ、その時の涙が固まり、この「神石」となりました。
その際、イザナギの尊は腰に付けていた「十握(とっか)の剣」で今後再びこのような災難に世の中の人々が遭わないようにと願いを込めて三段に切ったといわれています。
ちなみに、この神石は某アニメで鬼に家族を殺された主人公が、復讐のための修行中に巨大な石を一刀両断するシーンのモデルになったのでは??と言われています。
そのため、多くの鬼退治ファンが訪れるそうです。
この日も多くの子供連れのファミリーが訪れていました。
この東霧島神社は、初めて訪れた時に道中雨が降ってきて神社の鳥居をくぐった瞬間に雨が止む不思議な体験をしました。
知り合いはこれを「清めの雨」と言い、神社など参拝する時に雨が降るのは神様が清めてくれるんだよと教えてくれました。
また、雨が止んだタイミングもぴたりと止んだので、きっと呼ばれたのだろうと…。
正月早々、夢にも出てきたのでまた呼ばれたのかな?
建国記念の日にこの世に生を受けた私が、建国の祖であるイザナギの尊を主祭神とする神社を知り、訪れたのも何か意味があったのかもしれません。
今年一年、健康で楽しく過ごせますようにお願いさせて頂きました。
皆様にとっても良き一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます