連続繊維シート接着工法
連続繊維シート接着工法とは、含浸接着樹脂により炭素繊維シートやアラミド繊維シートを既設コンクリート部材の下面や側面に接着すると同時に、含浸接着樹脂により繊維間を結合して、FRPを形成し、鉄筋量を増加させたことと同様の効果を得る工法である。
他にコンクリート片の剥落対策に適用可能なビニロンシートを用いた接着工法もある。
連続繊維シート接着工法の特徴
十分に樹脂を含浸した連続繊維シートの引張特性は、鋼板や鉄筋に比べ6倍~10倍の強度があり、目的に応じた高い補強効果が得られる。
比重が鉄の1/4~1/5と軽量である。
さらに錆の発生がなく、耐食性に優れるため、海洋環境などのコンクリート構造物の補強にも適用できるなどの特徴がある。
設置状況
連続繊維シート貼付状況 |
エポキシ樹脂上塗り状況 |
連続繊維シート施工完了 |
炭素繊維シート貼付完了 |
アラミド繊維シート貼付完了 |
ビニロンシート貼付完了 |