バキュームブラスト工法
バキュームブラスト工法は、補強工事のためにコンクリート表面の劣化(中性化)した部分を直圧式サンドノズルで剥離、研削処理する工法である。
ブラストガンは噴射式ノズルと回収ホースとが一体となっており、加工と同時に研削材・コンクリート粉塵を飛散させることなく集塵回収する。
回収された研削材・コンクリート粉塵は回収タンク内にて分別(サイクロン法)され研削材は再び加圧タンクへ送り込まれ噴射され、分別回収されたコンクリート粉塵はダストコレクターに回収される。
研削材はリサイクルして使用する為、発生する廃棄物の量も少なくて済み、人力による作業の為、状況を確認しながら隅々きめ細かい処理を行うことができる。
(NETIS登録番号 : CB-050049-V)
特徴
- 粉塵の発生、騒音、振動がきわめて低い。
- 人力のため研削面の状態を確認しながら作業ができる。
- 躯体の形状に合わせた作業が出来る。
- 作業廃棄物の収集が容易である。
- 第一種ケレン程度の表面処理が可能である。
- システムがコンパクトで現場での移動が容易である。
構造説明
研削材は加圧タンクからブラストホースを経て圧送され、ノズルから噴射後、 直ちにリングブラシ内側から吸収されて回収タンクへ送られる。 粉塵は分別されてダストコレクターで捕集される。
バキュームブラストシステム搭載状況
バキュームブラスト状況
(橋脚下地処理) |
(床版下面下地処理) |
(水路側壁下地処理) |