ひび割れ注入工法
自動式低圧樹脂注入工法は、主にひび割れ幅が0.2mm以上1.0mm未満のひび割れを補修する為の工法である。
主要材料となる注入材は、エポキシ樹脂やアクリル樹脂などの有機系、ポリマーセメントモルタルなどの無機系が使用される。
副資材としては、器具の接着や仮止めシール材としてエポキシ樹脂パテや、合成ゴム系等の仮止めシール材が用いられる。
自動式低圧樹脂注入工法は、自動的に注入できる機能を持った小さな注入用器具を、ひび割れの上に250mm間隔に取り付け、樹脂を自動的に注入する工法で、微細なひび割れにまで完全注入が可能であり、ひび割れによって分断されたコンクリートを一体化し、耐力を復元する。
また、雨水や炭酸ガスなどのコンクリート内部への侵入を防止し、コンクリートの耐久性を向上させる。
ひび割れ注入工法の特徴
- 注入材の量の管理ができる。
- 注入精度が作業員の熟練度に左右されない。
- ひび割れ深部のひび割れ幅が0.05mmと狭い場合でも、確実に注入することができる。
注入状況
コンクリートひび割れ注入状況 |
コンクリートひび割れ注入状況 |
コンクリートひび割れ注入状況 |